D750に限らずRAWでの保存に対応しているデジカメでは極力RAWで撮影するようにしてきました。11年前のαSweet DIGITAL時代からです。RAWだと連写が追いつかないときぐらいですかね。JPEGオンリーにするのは。
ある意味貧乏性ですね。JPEGにすることでセンサーが記録したデータを一部捨てることになるのがもったいないというか。
そのおかげで良かったことがあります。RAW現像ソフトの進化によって、過去の写真がよりキレイに現像できるようになるんですよ。
ここ最近で一番感動したのがLightroomに追加された「かすみの除去」機能です。別に霞がかかっている景色のためだけではなく、何にでも使えます。仮面ライダーBLACK RXに登場した霞のジョーとは無関係なんですかね。
これを使うと写真がこうパキーンと鮮明になるんですよね。
やはり風景に向いているとは思いますが、他のジャンルの写真でも効果はあります。あまり極端にかけ過ぎるとHDR画像っぽいと言うか嘘っぽくなるのですが、それはそれで気持ちいいのでやってしまう。
過去撮影していた写真でイマイチだと思っていた物でも生まれ変わります。NEX-C3という今や買取価格1,600円(!)のカメラで撮った写真も……。
こんなにキレイに(ロケ地:石垣島 川平湾)。空や海の色がハッキリしました。
風景じゃなくても……。
色のりが良くなる!
これなら高いカメラなんて要らないんじゃないのか……まあカメラの値段は画質よりも使い勝手に反映されていますからね。高いカメラも必要なんです。
今撮影している写真もRAWデータを残しておけば将来もっとキレイにできるかも知れませんね。未来のソフトウェア技術で撮影した写真の秘めたる力が蘇る! と思うとまだ見ぬ技術に期待してしまいます。