ちょっと良いカメラを買ってしまったもので次はレンズ! というのが王道なのですがその前に。スタジオでモデルさん撮影をしていることもあり、照明機材に食指が動き始めました。
カメラ趣味にはいろいろな沼がありますが、照明機材は一番振り幅が大きいかも知れません。数百円から数十万円までありとあらゆる機材があります。つまりミニマムスタートしやすい、と言えるでしょう。撒き餌レンズよりはるかに安い投資で始められますよ。
それって危険度も高いって事ですがね!
近年、環境は良くなっております。Amazonで中国製の安い器材が簡単に手に入るようになったんですね。使い勝手や品質、サポート面では劣るかも知れませんが、どうせ趣味ならそれも楽しめばOK。
プロの現場でよく目にするアンブレラを1本揃えることにしました。傘に向けてフラッシュを焚く照明です。こういうヤツ。
そもそもなんでこれ要るねん、という話をすると以前の記事でも書いたようにストロボを直接被写体に当てると綺麗な写真にならないんですね。
強い光で陰影がハッキリ出ている様を「光が硬い」と言います。意図的にやるならともかく、普通は柔らかい光にした方が好ましい写りになるわけです。光を柔らかくする方法は一言で言うと「発光面を広くする」。
このアンブレラというヤツはストロボの光を広い面で反射することで光を柔らかくする物、なのです。
発光面の広さで言うとストロボを天井に反射させる「天井バウンス」がさらに上ですが、天井だと光の方向も上からだけになるし、それはそれで単調になってしまいますからね。
で、いよいよ本題。このセットを作るのに購入したものを挙げていきます。今回、光源部分は例の3,000円ストロボNEEWER TT560を使います。ワイヤレス発光ができるものなら何でも大丈夫です。
まず必要なのはスタンドです。以前三脚をライトスタンドにする試みを行いました。
この記事のオチでも言っているように専用品を買った方が安いです。また移動もさせやすいです。ただ三脚ほど重い物は乗りませんし、不安定です。今回のストロボ+アンブレラを屋内のスタジオで使うなら全然大丈夫。
もっと安いものも売っていますが、国内企業が代理店になっている安心感からこれを選びました。 2,800円ほど。
未だにいまいちスムーズに脚を開くことができません。でも190cmまで伸ばせるし作りもまあ悪くはありません。
次にアンブレラ、傘です。傘なんて安く作れそうな物なんですが、結構高いんですよね。安い物はレビューが低評価だったりして怖い。選んだのはこれ。1,600円ほど。
TARION 撮影 スピードライト用 ソフト ボックス 傘 アンブレラ ストロボ ディフューザー スタジオ傘 折りたたみ フラッシュ リフレクター 2重構造 取り外し可能 多機能 33インチ
- 出版社/メーカー: TARION
- メディア: エレクトロニクス
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これ、傘の外側が取り外せるようになっています。内側は半透明になっておりディフューザーとしても使えるものです。この仕組みにはそんなに期待してないんですが。実物はまあまあしっかりしており、値段の割に良いと思います。
後はスタンドにストロボ&傘を固定するためのホルダーが必要です。最初に注文したのはなんと370円のホルダーだったのですが……。
中国から送られてくるので届くまで2週間弱かかったのです。届くまでに使いたい案件があったので、すぐに届く製品の中から選び直しました。それがこちら。1,800円。
NEEWER S-型 ブラケット/ホルダー Bowensマウント付 ストロボ/フラッシュ/ソフトボックス/ビューティーディッシュ/傘対応【並行輸入品】
- 出版社/メーカー: NEEWER
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よくあるアンブレラホルダーはストロボシューを使って固定します。でもこいつはストロボの本体をクランプで挟み込んで固定します。もちろん挟む部分にはゴムが付いているので傷つけたりはしませんし、キッチリ固定できます。
輪っかの部分はマウントになっておりソフトボックスなどを取り付けられるようです。欠点は輪っかの部分が大きいのでしまうときに邪魔、ということでしょうか。各締め付け部分はしっかりしていて370円とはさすがに違います。
そしてこれらを一度に運べるバッグも購入しました。 2,250円ほど。
【ノーブランド品】 厚めのクッション入りバッグ 三脚 楽器 撮影 機材 コスプレ 道具 武器 保護 収納 ケース キャリーバッグ 80センチ
- 出版社/メーカー: LIHAS(ケース)
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もちろん、全部ちゃんと入るのですがアンブレラホルダーの輪っか部分がちょっとギリギリ。上手いこと余裕を持たせてジッパーを閉める必要があります。
何はともあれ役者が揃ったので、組み立ててみます。特にブラケットなどを追加することもなく組み上がりました。それが冒頭の写真です。もちろん発光も問題なし。光あれ!
よしよし。上手くいきました。バッグを除いて9,200円ほど。1万円かからずにプロっぽいアンブレラの完成です。
で、いざ使ってみたのですがまだちょっと光が硬いかなという感じでした。バタバタした中で撮影したのでセッティングが追い込めなかったというのもありますが。という気持ちでAmazonを見ていたらまた気になる製品が……。 2,700円。
【UNPLUGGED STUDIO®】41インチ アンブレラディフューザー(汎用タイプ)
- 出版社/メーカー: UNPLUGGED STUDIO®
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この商品に傘の部分は付いていません。アンブレラにかぶせて、さらに光を拡散させるアイテムなのです。つまりさらに光を柔らかくできるはず。こういう状態。
何というか雑な感じですが、まあ光は柔らかくなるでしょう。次の撮影で実戦投入してみます。