購入当初から考えると変わり果てた姿になったD750です。
さて今年8月半ばにD750を手に入れて早4ヶ月半が過ぎようとしております。2016年も終わろうとしているので、改めて感想などをまとめてみます。
なお私の感想なので比較対象は以前使っていたソニーα55、NEX-C3になります。これらは入門機に当たるモデルです。入門機からD750という中級機に移行したから感じたこと、というのも多々あります。以前の愛機をディスりたい訳ではないのでご了承ください。値段も違うしね。
オートフォーカスが速くて正確
決して以前のカメラがピント外す訳ではないのですが、D750に乗り換えて圧倒的な差を感じました。語弊がありますがいい加減にシャッター切ってもピントが合ってる。ほぼ思ったところにピントが合う。
もちろんスポーツのように激しく動く被写体だと外れることもありますが、ポートレートとかだと全然外れない。昔は「あ~、構図は良いのにちょっとピントが甘い……」と思った記憶があったのに、それが1枚もないようなレベルです。
また暗いところでもAFがちゃんと効くのもありがたい。夜景でも困りません。
D750を買ってから覚えた親指AFとも相まって、テンポよく気持ちよく撮影できるんですよね。これがカメラを使うモチベーションを上げることにかなり貢献しています。飽きずに使い続けられている理由になっています。
操作感が快適
これはD750が中級機だからという点が大きいかと思います。撮影中に変えたい設定がたいていボタン+ダイヤルで変更できるんですよね。入門機だとメニューに入って行かないと変えられなかったりしてテンポが悪くなります。
もちろん使い始めはどのボタンと機能との対応を覚えないと行けないのですが、一度覚えれば後は素早く設定変更が可能です。数年は使い続けるつもりですから、最初に操作を覚える時間なんて大した長さじゃないですからね。
高感度にめちゃ強い
これはフルサイズセンサーの恩恵ですね。もちろん等倍で見るとノイズは見えてくるのですが、フルHDモニタで全体表示するなら200万画素で十分。紙に印刷する場合も2400万画素フルに使う必要はない。と考えるとISO12,800の画像でもかなり使えてしまいます。
かなり暗いシチュエーションでも撮影できるってのが大事で、後からLightroomでノイズ除去してリサイズしてしまえばクリアな写真に仕上げられます。
圧倒的な高画質
これもフルサイズセンサーの恩恵でしょう。もう単純に綺麗な写真が撮れますね。ちゃんと撮れた写真なら等倍にしても綺麗すぎて、「ここまで写るの?」というぐらい写ってしまいます。人物写真とか結構大変なぐらい写りますね。
多少被写体がありきたりでも何故か絵になる写真が撮れてしまう、ありがたいカメラです。
デカい、重い、のに持ちやすい
元々レンズ交換式カメラはデカくて重いので持ち歩かなくなり、飽きる。という事を繰り返してきました。そういう意味ではフルサイズ一眼レフなんて物は高価なのに持ち歩かなくなる要素が強いので危険きわまりない、はずでした。
しかしいざ使い出すとあまり苦にならないんですよね。さすがに通勤で毎日持ち歩く、というのは無理です。ただ、上手いことカメラを収納できるカバンがあれば意外に持ち歩けてしまうと言うことが分かりました。カメラを使いたい、という欲求が今のところ強いので。
またD750はグリップの出来が良く、重さの割に持ちやすいというのも良かった点です。ただ標準添付のストラップを未だに使っていますが、このままだとちょっと不便なのは確かです。歩いているとブラブラするので。速写ストラップ的な物を買いたいところです。
周辺機器が充実している
今は状況も変わりつつあると思うのですが、やはりカメラのアクセサリー、周辺機器はキヤノン・ニコンを中心に製造、販売されています。サードパーティーのレンズやストロボもまずキヤノン・ニコン向けのものが出るわけです。
やや判官贔屓的な意識もあり、ミノルタソニーのAマウントを使っていました。でもいざニコンユーザーになるとやっぱりアイテムが充実してるなぁと実感します。「このアイテム欲しい! でもウチのカメラに対応してない!」と思うことがほぼ無いですからね。もっと早く素直に長いものに巻かれておけば良かった。
電池が持ちすぎる
D750を買う前はミラーレスカメラばかり使っていたので、電池が結構すぐになくなり困っていました。予備バッテリーを買って「どっちが充電済みだっけ?」となったりしていました。しかし久々に一眼レフであるD750を使い始めると、そのバッテリーライフたるや。
未だにバッテリー表示のメモリが1つ欠けたところしか見たことがありません。一応一つ欠けていたら充電するからですが……1,000枚撮っても1つ欠けるだけですし。バッテリーを使い切ろうと思ったら、先に持ち主の方がへばると思います。
ということで今年もありがとうございました。ありがたいことに読者登録が100を突破し、アクセスもボチボチ増えてきました。来年はさらに多くの方に読まれるようがんばります。