今更新年一発目の更新となってしまいました。明けましておめでとうございます。1月恒例のBCN AWARDが公開されたので、それをネタに記事を書いていきます。
BCN AWARDは一般的な「金額」のシェアではなく「数量」のシェアなので、それを考慮しつつご覧ください。
2017年の記事は↓です。2017年はニコンのD850を始めとして高機能な機種が発売した年だったと思います。高価なカメラは台数が出ないからな~。どれだけ影響が出ているのやら。
気になるシェアはこちら。じゃじゃん。
一眼レフ部門
順位 | メーカー | 台数シェア | 前年比 |
---|---|---|---|
1 | キヤノン | 61.1% | 2.2%↓ |
2 | ニコン | 34.4% | 2.8%↑ |
3 | リコーイメージング(ペンタックス) | 4.2% | 0.6%↓ |
「一眼レフ」となるとほぼこの3社のみになるのですが、唯一ニコンがシェアを拡大。ちょっとだけですけどね。D850は生産が追いつかないレベルで売れていますが、いかんせん高価なので台数的にはエントリー機ほどのインパクトは無いはず。それでも微妙な差に現れたのかも知れませんね。
2017年キヤノンはEOS Kiss X9、9000D、6D Mark2を発売、ニコンはD7500とD850しか新機種は出していません。もちろん既存の機種もカウントされるので、D3400やD5600が数出てるんでしょうね。
2012年発表からのシェア推移をグラフにしました。2013年のペンタックスは0%だったのではなく、ソニーが3位に入ったので値が分からないため0になっています。すいません。
2014年発表(2013年の実績)以来、キヤノンに差を付けられっぱなしだったニコンがやっと差を縮められましたね。今後はもうミラーレス部門が主戦場になっていくのかも知れませんが……。
ミラーレス部門
順位 | メーカー | 台数シェア | 前年比 |
---|---|---|---|
1 | オリンパス | 27.7% | 0.9%↑ |
2 | キヤノン | 21.3% | 2.8%↑ |
3 | ソニー | 20.2% | 2.3%↑ |
さてそのミラーレス部門。順位は前年のまま、3社ともにシェアがアップしております。ということは、ここに出てきていない富士フイルム、パナソニックがシェアを落としたって事ですかね。富士フイルムは元々やや高価路線ですし、パナソニックもエントリー機を絞っている印象なので、数量シェア的には不利に働いたのだと予想します。
ソニーも高級路線を取っているのにシェアが上がってるのはα7、9シリーズが売れてるんだろうなぁと。
オリンパスはPENシリーズが一般層に人気があり、OM-Dシリーズがカメラ通に人気があり、と隙の無い布陣で安定の1位というところ。磨かれた技術を大型センサーに活かしたカメラを出したりしないかな~と思ったりもしますが、それやるにはレンズをまた1から揃えることになるので難しいんだろうなぁ。
まとめ
一眼レフとミラーレスの金額シェアの差は5.5対4.5ぐらいまで接近しているようです。いずれはミラーレスが一眼レフを追い抜くんでしょう。その時にニコンはどうなっているのか……。噂はいろいろ出ていますが、気になるところです。
高いレンズも買っちゃってるんでFマウスンとレンズはしばらく使えるように、ニコンさんお願いします。