デジカメ買い物思考

デジタル一眼レフカメラニコンD750にハマった男がいかにして買い物をしていくかを記録します

三次元的ハイファイレンズAF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED買ったった! そして単焦点でがんばる決意

 
しばらく更新サボっていました。でもカメラ離れしたわけではないですよ。ここ最近はニコンカレッジなどのカメラ講座に通ったりしています。そして自分史上最高級レンズである「AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E」を買ってしまったので、その経緯を書いておきます。
 

屋外ポートレート撮影では58mmは短い!(時がある)

ポートレートの講座は手持ちで一番の高級レンズである「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」でがんばっていました。単焦点1本でがんばってみると案外不自由しないというか、足ズーム(自分が移動して撮影範囲を変える)とトリミングでそこそこ何とかなるんですよね。そういう意味では58mmという焦点距離は絶妙でして、かなりの範囲をカバーできる気がしています。
 
ところが屋外ポートレートの実習中に「寄れない……」と思うシチュエーションが出てきてしまいました。モデルさんと花を組み合わせて撮影する、というテーマだったのですが柵を挟んで撮影する際、身を乗り出すぐらいではカバーし切れなかった訳です。トリミングで何とかするにも限度があるしな~。
f:id:demcoe:20181203001615j:plainこのトリミング範囲ぐらいまで寄りたかったけど、柵があって無理だったカット。

大三元望遠ズームが最適だとは思うけど 

他の受講生の方々は当然のように70-200mmF2.8の大三元ズームを持っており、まさにこういうときのレンズとばかりに活用されてました。欲しい……。ただニコンの「AF-S NIKKOR 70-200mmf/2.8E FL ED VR」は特に高い! 27,8万円はするわけです。しかもですよ。ミラーレスのZシリーズが登場した今、Fマウントレンズがいつまで実用になるかって話も頭にちらつくわけです。
 
 
タムロンや今後発売するシグマの70-200mmF2.8にする手も考えました。でもリセールバリューやオートフォーカスのズレ(ピンズレ)に悩まされる可能性を考えるといまいち踏み切れない……。ピンズレに関してはビビりすぎかも知れません。ただ苦労している人も知っているので、ちょっと引っかかる。
 

「単焦点でがんばる」キャラとしてやっていくか……?

 で、冒頭でも言ったように「58mm1本で結構何とかなる」という経験が思考を単焦点レンズに向かわせます。望遠域を担う単焦点レンズがあれば結構何とかなるのではないかと。58mmとの差を付けるためにも200mmぐらいの単焦点レンズがあれば良いのですが、いやあるのですが、その「AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II」は60万円以上するので対象外。
 
 
となるとシグマの135mm F1.8 DG HSMが条件に当てはまります。でもピンズレが……。いや発売前にイベントで使った135mmは全然ズレてなかったので個体差だとは思うんですけどね。たまたま運悪くズレてる個体を引きそうで。
 
 
同じシグマの105mm F1.4 DG HSM、通称「BOKEH-MASTER」にもかなり心は惹かれました。とにかくバカでかく、フィルター径105mm、重さ1,645g。見た目だけでモデルの笑顔が引き出せるネタレンズとして。でも重みで手首がへし折れるかもしれないので止めておきました。
 
 

やっぱり三次元的ハイファイっていいよね

ということで生き残った候補が「AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E」というわけです。シグマほどではありませんが、コイツもかなりの巨大レンズ。フィルター径82mm、重さ985g。手首にはかなり厳しいです。
 
そして設計思想は58mmと同じく「三次元的ハイファイ」。デジカメWatchの開発者インタビューで言及されていますが、敢えてピント面の描写をカリカリにし過ぎず、その余力を持ってボケの連続性に精力が注がれています。結果、自然な描写になるというアレです。
 
 
この三次元的ハイファイの描写は58mmを使う中でかなりお気に入ってしまいました。ニコンが三次元的ハイファイと銘打っているレンズは58mmと105mmしかないわけで。仮にミラーレスのZシリーズに移行しても、アダプタ経由で使う意義がある個性的なレンズであれば無駄にならない! じゃあ買うしかないやん、105mm……。
 
当初70-200mmの大三元ズームを値段で諦めたはずなのに、105mmF1.4は208,000円ほど。それほど価格差はなくなっていますね。まあ「単焦点でがんばる」「三次元的ハイファイにこだわる」という点を優先してこのレンズに決めました。
 

そうと決めたら早速購入だ 

さて届いたレンズを確認していきましょう。58mmは値段の割に385gと軽量なのですが、105mmはデカい重い。フィルター径は82mmで70-200mmF2.8よりデカい……。58mmと同じくハクバのプロテクトフィルター「XC-PRO」を購入。3,000円しないのでありがたい。
 
 
フードを装備してカメラを前から見ると角度によっては全然カメラ本体が見えない。これは撮られるモデルさんからしたら圧が強いな。
 

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ピントチェックも行いました。ボロボロになった手作りチャートが悪いのか気持ち前ピンに見えたものの、カレンダーなどを撮ったらほぼ狙った位置にピントが来ている。ということでAF微調節は±0のままいじらず使って行きます。手持ちの58mmは+7と結構調節したんですけどね。
 

写真講座で実戦投入してきます

今回買った105mmはまずニコンカレッジの講座で投入します。ポートレート撮影の講座で写真の公開もOKだと思われるので、結果はまた報告しますね。
 
また、単焦点でがんばるキャラとしてはレンズの交換を素早くやる必要があります。そこでPeakDesignのアイテムをいくつか買って体制を整えました。これも実践での使い勝手を確認してから記事にしようと思います。
 
とりあえず自宅内で試し撮り。

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広角側も単焦点レンズで揃えるか

単焦点でがんばるキャラで行くならば、あとは広角域をどうにかしないとなりません。焦点距離的には28mmがバランス良いかなと思います。28mm、58mm、105mmという体制。
 
三次元的ハイファイのレンズは手持ちの2本しかないのですが、「AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED」がそれに近いんじゃないのかという評判もありますね。でもこれもまた20万円超えレンズ……。
 
 
で、ちょうどシグマが「28mm F1.4 DG HSM」を開発発表してるんですよね。これは狙い目かもなぁと思ってます。広角だったら相対的にピント精度の優先度も下がるし。悩みますけどね~。

【2018/12/4追記】早速このレンズでモデル撮影してきました!