デジカメ買い物思考

デジタル一眼レフカメラニコンD750にハマった男がいかにして買い物をしていくかを記録します

TOPPING D10とFX-AUDIO- TUBE-02Jで超コスパハイレゾオーディオ環境を整えました

カメラブログだけどオーディオの話していいですか?

このブログはカメラのブログですから基本的にはカメラ・写真の話をしております。が、管理人はカメラ好きであると同時にガジェット好きであり、パソコンは自作したいし、まあそういう人種なワケですよ。 

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今回導入したサウンド機器たち

で、この度久しぶりにPCを自作しました。それについては写真の現像・レタッチ環境とも話がつながるので改めて記事にしたいと思います。今回の記事は完全に趣味であるサウンド面の話です。

20年間も同じサウンド機器を使ってきました 

PCの方は3~5年ぐらいに一度はCPU、マザーボードを入れ替えて更新してきています。が、自作PCのいいところはパーツを流用できるところ。今回のPCを組み立てるまで実に20年に渡って使ってきたのが、今で言うUSB DACであるところのヤマハRP-U100です。1999年発売。一説によると世界初のUSBサウンドユニットらしいです。
先見の明がありすぎる(?)のも良し悪しです。この機材が良すぎて長持ちしすぎました。さすがに今回は時代遅れ、買い替えようと思い立ちます。ハイレゾ音源やDSD音源には対応してませんしね。あと、ここ4年ほどスピーカーで音を出すこともなくなりました。自室でもヘッドホン接続です。

ポータブルオーディオには最低限の投資はしてるが…… 

一応ポータブル環境は多少の投資をしていまして、イヤホンは3.5万円のUM Pro30やし、ハイレゾ対応ウォークマンも持ってます。まあ最近便利さに負けてiPhoneと中華ワイヤレスイヤホンだったりしますが……。
 
新PCでも当初ヘッドホン直差ししておりまして、ハイレゾ音源を再生したらまあ違いは分かるなぁという感じでした。PCにヘッドホン直差しという劣悪環境でも違いは分かるのなら、もうちょっと環境を良くしても罰は当たるまい。

オーディオ沼は危険すぎるぜ 

ただオーディオは凝りすぎるとケーブル1m何万円とか、理想のリスニングルームのために家を建てるとか、キレイな電源を得るために自分専用電柱を立てたりとか、炊飯器でお米を炊くときにも電力会社で差が出るとか……際限がなさ過ぎます。財源がなさ過ぎます。

FX-AUDIO-がコスパ良いんじゃない?

そこで今回は「コスパ最重要視」路線で行きました。ちょうどAV Watchの記事で「FX-AUDIO-」の製品を知ります。
1万円未満でアンプやらDACを出してて面白そう。ただアンプはともかくDACの方はスペックがかなり旧式……。どれも96kHz/24bitまでの対応なんですよね。

オーディオ分野のGodox? TOPPING 

うーんと思って、そういえば何年か前に調べたときTOPPINGという中国メーカーが同じようなラインナップだったなぁと思い出しました。そしたら今TOPPINGって中華オーディオメーカーの雄みたいになってんのね。5万円クラスの商品も出してます。カメラのストロボでも中国のGodoxが純正メーカーを超える勢いだし、中国の新興メーカーは熱いですね!

コスパで選んだTOPPING D10と……真空管アンプ! 

ということでUSB DACはTOPPING D10を買うことに決定。1万円でDSD256まで対応しています。
ただし出力はラインアウトのみでアンプ機能はありません。そこで、ヘッドホンしか使わない訳ですからヘッドホンアンプを組み合わせることにしました。
 
普通のヘッドホンアンプじゃ面白くないと白羽の矢を立てたのが先ほどのFX-AUDIO-が出しているTUBE-02J。約6,000円の低価格ながら真空管を使ったヘッドホンアンプです。真空管ってのがマニア心をくすぐりますね。

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TUBE-02J付属の真空管

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本体から飛び出した真空管がたまらない

肝心の音質は……「まあまあ」?

配線やらでしょうも無いミスをしつつ、何とか設置完了。……やはりPC直差しとは迫力が違うなぁ。値段に見合った価値はあったかなと、この時までは割と冷静な感想。
 
しかしせっかく対応しているんだからとDSD形式の曲を買ってみました。DSD音源はまだ数が少ないのですが、アナログ音楽を聴くのに良いと言うことでクラシック曲が多いです。

TOPPING D10でDSDが上手く再生できないときのコツ 

銀英伝(旧アニメ)好きとしてドヴォルザークの交響曲第9番・新世界よりをチョイス。で、再生すると……何かテレビの砂嵐みたいな音がするー! 何かおかしいとネットで調べたところ、TOPPING D10のAmazonレビューで「PC側の音量を100%にしないとダメ」という記述を発見。その通りにすると無事に鳴りました!
 
こんなん分かるかよ~と思いましたよ。また再生ソフトによっても安定度が異なります。最初は再生できたのに二度目はNGだったり……。結局のところ定番ソフトであるfoobar2000にプラグインを追加するのが一番確実でした。DSD再生に限った話です。FLACやmp3はどんなソフトでも正常に動くんですけどね。
 
(追記)PC上の音量を100%、MAXにしないとちゃんと再生されないというのはD10に限ったことではなく、他の機器・形式でも起こるようです。PC上で音量をいじる=信号に手を加えるってことで純粋なDSD信号ではなくなるっぽい?

DSDの音質はすごい! 

てなことで何とかがんばって再生すると……なんじゃこりゃー! すごい~! めちゃくちゃ良い音やないか! DAC+ヘッドホンアンプの合計2万円弱でここまで鳴るんか!
 
これはヘッドホンも良いのが欲しくなるな……。

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2つをつなぐケーブルも多少良い物(約2,000円)で