これまでの定説だと動きものと言えば一眼レフと言われていました。光学ファインダーなのでタイムラグがなく被写体が追いやすい、オートフォーカスに位相差センサーを利用しているため、ピントが合いやすい等の理由です。
近年ミラーレス一眼の進化が著しく、位相差センサーについてはミラーレスでも搭載可能になり、差は無くなりました。あとは電子ファインダーの遅延が実害ないレベルまで縮まれば、ミラーレスと一眼レフの差は無くなり、動きものへの対応力も遜色なくなるはず。
実際、ネットの評判を聞いているとオリンパスのOM-D E-M1 Mark IIやソニーのα99 IIは動きものも問題なく撮影できそうです。
私はと言えば古いミラーレスしか使ったことがなかったので一眼レフの対応力に感心してたりします。ということで本題。一眼レフカメラであるところのD750で動きものである「イルカショー」を撮影してきました。
私が動きものを撮影するときの設定はこんな感じです。
- AFモード AF-C(3D-トラッキング)
- 連写モード CH(6.5枚/秒)
- 露出モード 被写体に合わせて色々。被写体ぶれを防ぐためにSモードとか。
- あと親指AF設定。これは常時やってますが、AF-Cなら必須です。
で、AFについてはかなり信頼しています。ただポートレート撮影ぐらいならほぼ外れないピントも動きものは外れることもあります。
連写については若干物足りなさを感じるのも事実。今や秒間10枚とか18枚とかのカメラがありますからね~。ただ、動きものを撮る機会は比較的少ないのでD500までは必要ないかな。
上の写真はなかなかタイミング良く撮れてると思っているのですが、連写の1枚目なので単に運が良かっただけです。
露出モードについては撮りながら試行錯誤します。こういうシーンではこの設定! と決め打ちできるようになるにはまだまだ経験不足。
動きもののレビューだ、と言いつつフレームアウトしまくる被写体を追ったような写真があまりないですね。D750の3Dトラッキングはかなり食いついてくれます。上の写真はすいません。トリミングしています。水平が出てないのが主な理由です。
わーっと被写体を追いかけてるのに水平まで気にする余裕がない……。持ち主の腕の問題ですね。
肝心のイルカが隠れてるというダメ写真ですが、等倍だとお姉さんの表情もちゃんと写ってるしカメラの性能は良いんだなぁ~。
これは連写でタイミングの良いカットを選びました。え? ボールに触ったシーンが撮れてないじゃないかって? このイルカ、ボールに届かなかったんです……。
今回の使用レンズはこちら↓