デジカメ買い物思考

デジタル一眼レフカメラニコンD750にハマった男がいかにして買い物をしていくかを記録します

防湿庫でレンズ、カメラをカビから守れ! トーリ・ハン「EC-50TH」を購入。敢えて国産品を選んだ理由は……

湿気はレンズの天敵です

今年の梅雨は全然雨が降らない……と思ってたら記録的な大雨になったりかなりの異常気象ですね。こういう天気の変化が激しい梅雨のことを「陽性の梅雨」と呼ぶそうです。陽キャってヤツですか。迷惑だな~。

 

反対にダラダラずっと雨が降っているようなのは「陰性の梅雨」だそうです。それもイヤだな。どっちにしても梅雨はカメラ趣味の天敵です! 雨だから写真を撮りに出掛けられない、と言う意味ではなく湿気が天敵なのです。

 

カメラのレンズを湿度の高い環境で保管しているとカビが生えちゃうんですよ。カビが生えたレンズは写りにも影響しますし、もし中古で売ろうとしても大幅査定ダウンは免れません。

湿度対策の基本・ドライボックス 

それは困ると言うことで対応策としてお手軽なのはドライボックスです。

こういうアイテムですね。密封することができるプラスチックの箱です。中に乾燥剤を入れておくことで湿度が上がりすぎないようにします。レンズやカメラなら湿度は30~50度に収めるのがよいそうです。あまり乾燥させすぎてもゴムや皮が劣化しやすくなるそうな。

ドライボックスは面倒くさい 

管理人も10年以上ドライボックスでしのいできました。実際それでカビが生えたことななかったんですけどね。ただ面倒くさい。乾燥剤がある程度水分を蓄えると湿度が下がらなくなります。

 

そういうときは乾燥剤を電子レンジでチンしてあげると復活するのですが……もういちいち面倒を見るのが大変。まあ、実際そんなにマメにはやってませんでした。それでも大丈夫だったんですけどね。運がよかっただけかな。

高い機材にカビは生やしたくない!

しかし今年は状況が変わりました。D750はこれまで買ってきたエントリーモデルとは違って管理人にとっては高級品。そのキットレンズAF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRだって舐められがちだけど単体で買うと10万円超。

 

また、近いうちにシグマの24-70mm F2.8 DG OS HSM Artのような10万円超えのレンズを導入予定です。多分。きっと。その内。となるとずさんな管理でカビさせるわけにはいかないんですよ。

そうだ防湿庫を買おう

前置きが長かったですが、つまり上記の問題を解決してくれるアイテムが「防湿庫」です。一言で言えばメンテナンスフリーで適切な湿度に保ってくれる「庫」です。

 

防湿庫は防湿の手段で大きく二つに分かれます。乾燥剤を使った物とペルチェ素子を使った物です。

 

乾燥剤を使った物は仕組みとしては結構単純。乾燥剤で水分を吸着して、ヒーターで熱して外に水分を逃がします。上で言ってたレンジでチンを自動でやってる感じですね。

 

ペルチェ素子タイプは先進的(?)。電気を通すことで冷えるペルチェ素子(実際は熱を片面に移動させる事でもう片面が冷えるそうです)で水分を結露させ、それを庫外に逃がすという仕組みらしいです。

乾燥剤かペルチェ素子か、それが問題だ

で、乾燥剤タイプは日本の防湿庫業界2大メーカーである東洋リビングとトーリ・ハンが推している仕組み。ペルチェ素子タイプはこの頃Amazonなどで台頭してきている中国製防湿庫がよく採用しています。

 

ここまで防湿庫に手を出さなかったのは「何となく高い」というイメージがあったからです。しかしライティング機材で起こっているような中国製機器の価格破壊が防湿庫でも起きているっぽい! 今こそ防湿庫を導入するチャンスじゃないか? とっくに梅雨に入ってるけど。

安いが一番、ペルチェ素子タイプを探そう 

と言うことでAmazonで中国製防湿庫を物色しました。売れてるのはこの辺かな?

将来物が増えることを見込んで管理人なら50リットルぐらいの大きさが良さそうだな。なるほど、なるほど。そうすると14,800~20,000円って所か。このくらいの値段ならあんまり痛くないよね。

 

懸念点としてはここ数年で台頭してきたメーカーばかりなので、耐久力については未知数という所か……。こういうアイテムは頻繁に買い替えるのも面倒だしやや不安。もちろん全然大丈夫かも知れないけど。

 

やや不安がよぎったので、まあ高いのは承知で国産品もチェックしてみることにしました。国産品は先ほども名前を出した東洋リビングとトーリ・ハンが2大メーカー。どれどれと検索すると……。

ありゃ!? トーリ・ハンの「EC-50TH」なら20,000円強やん? だったら言うほど差は無くない? しかも製品の耐久性は既に市場が証明してるし、乾燥剤式は半永久的に使える……。これなら別にペルチェ素子タイプじゃなくてもいいのでは……?

トーリ・ハン「EC-50TH」が届いた!

という記憶を最後に気絶。気付いたら家に届いていました。

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防湿庫としては小さいモデルなのですが、なかなか貫禄のある梱包で届きます。ただ、中身は空なので重量は思ったより軽いです。外箱に書いてある開梱方法に従って開けます。

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開けると棚板やらそれを支える金具やらが入っています。

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せっせと組み付けます。棚板を支える金具は四隅に引っ掛けるのですが、高さがズレないように気を遣いつつ。

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できた! 簡単ですね。大きさ的にも問題ありません。手持ちのD750+50mmf1.8、24-120mmf4、18-35mmf3.5-4.5、タムロン70-300mmf4-5.6(A005)を入れても収納容量の50%も行かない感じです。とりあえず古いカメラやNikon1なども入れておきましょう。

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EC-50THファースト・インプレッション

EC-50THを買ったのはまあ安かったってのが一番ですが、奥行きが狭いので設置しても圧迫感がないだろうという目論見もありました。それは当たってた気がします。あまり奥行きがあっても取り出しにくいですしね。

 

説明書の通り最初は空っぽのまま除湿開始。12時間放置して湿度計が40%になっているのを確認、改めて手持ちのカメラ・レンズを入れておきました。中国製の防湿庫だとこの本体付属の湿度計があまり信用ならないようですが、その辺老舗メーカーは安心(なはず)。

 

動作音などもなく部屋のレイアウト上、ベッドの枕側に設置しているのですが寝てても全く気になりません。

防湿庫の恐ろしい伝説とは……

これで梅雨時の湿度も気にせず過ごすことができそうです。そして防湿庫にままだ若干所ではない空きスペースがあります。伝説によるとこのスペースが持ち主の意思に関係なく埋まっていくと言うが……。今度の展開にご期待ください。