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デジタル一眼レフカメラニコンD750にハマった男がいかにして買い物をしていくかを記録します

ミラーレス一眼レフカメラという言葉は何故ダメなのか?


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こういう記事がはてなブックマークホッテントリになっていました。

togetter.com

これを見たときに連想したのが「ミラーレス一眼レフカメラ」という言葉です。実際、上記の記事の中でも同じ事を言っている人がいますね。

 

無線LANケーブル」という単語がおかしいのはほとんどの方が理解できると思いますが、「ミラーレス一眼レフカメラ」は何がダメなのか。

 

その昔、この単語が使われている場面で「その言い方はおかしいです」と指摘したところ、「またオタクが些末なことにこだわってる。そこにこだわる時間と労力が無駄だわ」みたいな反応をされました。

 

若干被害妄想が入っているかも知れません。「まあまあ良いじゃないですか」的に流されたのは確かです。

 

その時にこの「無線LANケーブル」と同じ間違いなんですよ! と主張できたらスムーズにおかしさを理解してもらえて、指摘も認めてもらえたかなぁ~と思ったのです。

「ミラー」と「レフ」は同じ物を指している

前置きが長くなりました。手短に言うと「ミラーレス一眼レフカメラ」の「ミラー」と「レフ」は同じ物を指しているので、並べて表記するのがおかしいのです。

 

チャーシュー抜きチャーシュー麺 とか

微糖ブラックコーヒー とか

無線LANケーブル とかそんなレベルのおかしな表現なのです。

 

で、「ミラー」と「レフ」は何を指しているのかというと「クイックリターンミラー」です。以下のページの動画で「ミラー」と書いてある部分です。

www.nikon-image.com

クイックリターンミラーの働き

クイックリターンミラーの役割は、レンズから入った光をファインダーに導くことです。一眼レフはこのミラーによってレンズを通して見た被写体をそのまま見られる訳ですね。シャッターを切るとミラーが「避けて」画像センサーに光を導きます。

 

避けたミラーが素早く(クイック)戻り(リターン)、またファインダーから被写体が見えるようになる。だからクイックリターンミラーなんだと思います。ここは私の想像です。和製英語らしいですけどね。

ミラーレスカメラの仕組み

ミラーレスカメラはクイックリターンミラーがありません。ではどうやってレンズを通して見た被写体をファインダーで見えるようにしているか。それは画像センサーを使います。センサーで受けた光をファインダー(EVF)や液晶に表示しているんですね。

 

こう言うとややこしいですが、要はコンパクトデジカメと同じ仕組みです。画像を記録するセンサーを表示にも使っているのです。コンパクトデジカメもミラーレスなんです。

 

デジカメ用語としてはクイックリターンミラーがなくてレンズが交換できるカメラをミラーレス一眼と呼ぶ、と思ってるのが一番無難ですけどね。

そもそも「一眼」って何よ

ついでに「一眼カメラ」周りの用語で気になる点を挙げておこう。まず、「一眼」かどうかと「レンズ交換式」かどうか。これ、それぞれ独立した話です。一眼カメラだからレンズは交換できる、などと決め打ちすることはできません。ネットで検索するとよく間違っている解説を見かけます。

 

まず「一眼」という言葉ですが、これはファインダーにどうやって光を導いているかを表しています。一眼カメラは一つのレンズから捉えた光をファインダーでも見られるし、撮影にも使う(センサーがキャッチする)から「一眼」なのです。

 

この定義で行くとコンパクトカメラもミラーレスも一眼レフも全部「一眼」なんですよね。何となく一眼というと「高級なカメラ」というイメージがありますが、今売っているカメラは仕組みとしてはほとんど一眼なんです。

 

じゃあ「一眼ではない」カメラはあるのか、というとあります。二眼カメラが。形は見たことある人も多いのではないでしょうか。 

SEAGULL 4B-1 二眼レフカメラ SEAGULL4B1

SEAGULL 4B-1 二眼レフカメラ SEAGULL4B1

 

 これは上のレンズがファインダー用、下のレンズが撮影用。二つのレンズで「二眼」という訳です。

 

ということでファインダーと撮影を一つのレンズで行えば「一眼」なので、レンズが交換できるかどうか関係ありません。

レンズが交換できない一眼レフカメラ

「レンズが交換できない一眼レフカメラ」も存在します。例えばキヤノンのキヤノネックスです。

global.canon

デジカメだとオリンパスCAMEDIA C-1400L/C-1000Lもレンズ交換できない一眼レフです。でもこのカメラ、クイックリターンミラーも無いらしいです。プリズムでファインダーに光を導く仕組みとのこと。仕組みとしては一眼レフです。ミラーレスではありません。余計に混乱を招きそう……。

 

オリンパス ニュースリリース: 超高画質一眼レフデジタルカメラ「CAMEDIA C-1400L/C-1000L」、専用プリンタ「CAMEDIA P-300」

一眼レフカメラを見た目で判断してはいけません

あと、ミラーレスと一眼レフの違いを解説しているのに、一眼レフの例としてパナソニックのGHシリーズを挙げている記事を見たことがあります。

panasonic.jp

確かに見た目は一眼レフでよく見る形ですが……。GHシリーズはミラーレスです。一眼レフのファインダーは光学式ですが、GHシリーズのファインダーはEVF、要は小型のモニタです。クイックリターンミラーは入っていません。

 

また誤解を招きやすいのがソニートランスルーセントミラーを搭載したカメラ。α99IIとかですね。

www.sony.jp

これも見た目一眼レフですが、仕組み的にはミラーレスです。ファインダーはEVFです。同じαシリーズでも例えばα900は正真正銘一眼レフでした。マウントが同じだからと言って一律に一眼レフ、ミラーレスが決まるわけでもない、ということですね。

 

トランスルーセント「ミラー」だからミラーがあるじゃないか! と思うかも知れませんが、このミラーはAFセンサーに光を導くためにあり、ファインダーには導いていません。なので仕組みとしてはミラーレスなのです。

 

 

ということで過去に話を聞いてもらえなかった恨みで長々と書いてきましたが、この辺で終了します。一応、色々資料をチェックしながら書きましたが、念のためにこのセリフを書いておきます。「間違っていたなら教えて下さい 今のうちに」

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