今回は京都市右京区にある仁和寺にやって来ました。888年に創建された歴史あるお寺。徒然草に出てくる仁和寺です。このお寺は桜で有名なところで、境内に御室桜という桜が植わっているエリアがあります。
もちろんまだ桜の季節ではありません。むしろ御室桜はソメイヨシノよりも開花が遅いので、見頃は4月中旬頃になる年が多いようです。
隙間から仁王像を覗きます。この少し前に「仏像カフェ」に行ってそこのオーナーからうんちくを聞きました。曰く「足の指の形も意味があるので見てみて」。実際この金剛力士像の足の指は地面をしっかり掴んでるような形でした。いつでも飛び出せそうな勢いを感じます。
入口の二王門から中門を望みます。御殿・霊宝館は拝観料500円が必要ですが、それ以外の場所は無料です。桜の時期は有料になるようですが。
中門を抜けたところに御室桜のエリアがあります。まだ全然咲いていませんが、このようにすごく背の低い木なのです。これが満開になったら見応えありそうですね。大混雑するとは思いますが……。
ただ京都の桜についてはこの近くにすっごいのがあるので時期になったら記事にする予定です。
こちらが国宝の金堂です。Wikipediaによると昔の皇居の内裏紫宸殿を持ってきたそうです。ちょうど誰もいないタイミングで撮影できました。
もう一枚無人の金堂写真。この日は天気も良かったです。大阪で晴れてても京都に移動すると曇ってることが多いので……。
立派な五重塔もあります。桜の時期に来て桜ナメの五重塔も撮りたいところですね。
京都はどこに行っても名所がひしめき合っておりますが、仁和寺の周りもここだけではありません。きぬかけの道と呼ばれる道を辿れば、歩いて竜安寺、金閣寺まで行けます。今回は竜安寺まで行くことにしました。
とその前に仁和寺の隣にある五智山蓮華寺に寄ります。蓮華寺というお寺はいっぱいあるみたいですね。ここは仁和寺の東門を出るとすぐ目の前にあります。
このお寺は写真の五智如来が有名です。境内はこぢんまりしているので、すぐに見て回れます。土用の丑の日には「きゅうり封じ」という秘法が行われるとか。
さて「きぬかけの道」を歩いて龍安寺に向かいます。が、この道歩きづらい……。歩道が狭くて車の交通量が多いのです。ちょっと怖い。もう少し歩道を広くして欲しいなぁ。
徒歩15分ほどで龍安寺にたどり着きます。こちらはデフォルトで500円の拝観料がかかります。入口で支払い、チケットは石庭で回収されます。龍安寺と言えば石庭というぐらい有名な枯山水の庭園です。
大して人もいない時期でしたがここはたくさんの見学者がいました。ハイシーズンだとこんな物で済まないんでしょうが……。向こう正面の木は桜で、これが咲いているタイミングに見てみたいところ。でも激混みになりそうですね。
石庭の裏側にある「蹲踞(つくばい)」です。真ん中の四角を口に見立てて、時計回りに吾唯足知という文字が書いてあります。足るを知るという仏教の教えを表しているとのこと。水戸黄門(徳川光圀)が寄進したとされています。
これは第二次世界大戦のビルマ方面戦没者の慰霊のために建てられたそうです。最初に境内の案内図で見たときになんだろう、コレと思ったのですが見に行ってみる物ですね。
一部拝観謝絶のエリアもありました。その入口から中を覗いた写真です。いい感じの庭園になっていますが、人が入ると荒れちゃいますからね。
ということでメジャー級のお寺2つを徒歩で回れる京都市右京区からお送りしました。今回行った3月上旬は時期的に微妙なのか、観光客も少なくゆっくり回ることができました。
でも桜の時期にも来てみたいですね。人が多いのは諦めましょう。